コンドットスタッフのA山です。
みなさまごきげんいかがでしょうか。
実は結構ある。パネルを飾る方法
コンドットの人気商品の一つ、スチレンパネル。軽くて丈夫で扱いやすい商品ですが、案外、「壁に貼る」くらいしか設置の仕方がないと思っておられる方も多いのではないでしょうか。実はパネルを飾るのに役立つ既成のアイテムってかなり多いんです。今回はそんなパネルの飾り方のなかでも「パネルを吊るワザ」についてお送りします。
なお、今回ご紹介するアイテムはプロも使うようなものですが、大手の通販サイトなら簡単に手に入るものばかりです。それぞれのアイテム名で検索してみてくださいね。楽天、アマゾン、モノタロウ等、いろんなサイトで出てきますよ。
なお、実際の商品が手元にないので、今回はイラストで見た目をお伝えします。通販サイトから商品写真を使うのはちょっと気が引けますので…
1.三角ワニ口
まず、パネルを吊る基本となるパーツ「三角ワニ口」です。小さな金属のパーツで、ワニの口みたいな形をしています。上部には三角形の環がついています。
このワニの口にパネルを入れ込んで、口をグッと指で潰してやると、三角ワニ口がパネルに固定されます。
あとは、三角形の環を活用してパネルを吊ったり提げたりするわけですね。端的に言うと、「パネルにリングを取り付けるパーツ」といったところです。
三角ワニ口を使わなくても、パネルに直接穴を開けてそこにヒモやワイヤーを通せばいいのではないか、と思われるかもしれませんが、それはお勧めできません。パネル材は丈夫といっても結局スチレン。エアコンの風等で細かくゆすられるたびに、穴に通したワイヤー等が穴を拡げてゆき、いずれは穴が切れて落ちてしまいます。もしパネルに直接穴を開けてワイヤーやヒモを通したいなら、パネル用のハトメが必須です。でも、パネルの厚みを貫通できるハトメはちょっと特殊なので、アマチュアの方はあまり考えないほうがいいでしょう。
2.ラクチンフック
曲げ加工してある針金です。片側は小さな輪っかになっていて、反対側は丸いフックのような形になっています。
建物の天井というのはほとんどの場合石膏ボードですから、ドリル等を使えば簡単に穴が開きます。天井に小さな穴を開け、そこにラクチンフックの輪っか側を押し込みます。すると天井裏に輪っかが引っかかって、針金が天井にぶら下がったままになります。
このぶら下がったフックに、先ほど紹介した三角ワニ口をセットしたパネルを吊れば、天井吊りパネルの出来上がりです。
天井に穴を開けますので、一般家庭で使うのは厳しいですが、お店で設置されている天井吊りパネルはけっこうこの方式です。パネル材はボードアンカーとワイヤーを使うほど重いものではないですからね。
3.フックマスター
図のように、フック型のプラスチックに2本の針が立ったような形状をしています。この針を天井や壁に差し込んでフックとして使用しますが、ただ押し込んだだけでは重みですぐ落っこちます。そこで、図のようにナナメに押しピンを差し込みます。すると、ナナメのピンがストッパーのような働きをして、それなりの重量に耐えるようになるんですね。仕様上は2kgまで耐えるそうです。
先ほどの「ラクチンフック」は天井にがっつり穴を開けないと使えませんでした。こちらのフックマスターは穴が開くとはいえ、針穴程度の小さな穴です。抜いても目立ちにくいですから、一般の方も使いやすいパーツかもしれませんね。それと、石膏ボードであれば天井だけではなく壁にも使えるのがポイントです。なお、フックマスターはフックが太くて三角ワニ口が通らないので、リング等を併用してやる必要はあります。
まとめ
ここまでパネルの吊り方のご紹介でした。結局のところ、パネルを吊るならパネルにリングを生やし、壁や天井からフックを生やしてやるという話ですね。あとはヒモなりワイヤーなりを使えばどうとでもなると。そのためのパーツと考えれば理解しやすいかと思います。
と、いうわけで今回もA山がお送りしました。
また会う日までお健やかにお過ごしください!