コンドットスタッフのA山です。
みなさまごきげんいかがでしょうか。
今回ご紹介するのはコンドット商品で「黒パネル」。
ただの黒色のパネルと思いきや、実はコンドットの「推し商品」です。
黒のスチレンボード
スチレンボードというのはみなさまご存じかもしれませんが、ポリスチレンフォームという発泡樹脂を紙でサンドイッチした板です。木やプラ板ほど硬くはありませんが、それなりに丈夫で、軽く、平滑で美しく、カット等の加工もしやすいという材料ですから、店舗や展示会のPOPとしてよく利用されます。
普通のスチレンボードは白ですが、黒のスチレンボードというものもあります。これは白スチレンボードの表面を黒く塗ったという程度のものではなく、使用しているスチレン樹脂そのものが黒です。両面に貼られた紙ももちろん黒。なので全体が黒いわけです。
コンドットの黒パネルに使用しているのはこの黒スチレンボードです。これを加工してパネルとして販売しているんですね。
商品「黒パネル」の構造
黒パネルには、白パネルと明確に異なる点があります。それは、グラフィックがダイレクト出力ではなく、グラフィックをまず合成紙にプリントし、それをパネルに貼り込んでいるという点です。
白パネルの表面は白い紙ですから、そこに直接絵柄をプリントすると、白い紙にプリントしたのと同じ状態です。何の問題もありません。
一方黒パネルは表面が黒い紙ですので、そこに絵柄をプリントすると、インクが紙の色に影響され、絵柄が黒ずんでしまうのです。
その問題を回避するため、黒スチレンボードに対しては合成紙にプリントしたものを貼り込んでいるというわけですね。
ここでみなさまが気になるのは画質でしょうか。白パネルに用いるダイレクト出力の画質はかなりいいですが、黒パネルに貼り込まれる合成紙はどうなのか。
これは全く問題ないと申し上げていいでしょう。ダイレクト出力プリンタに負けない高精細のプリンタを使用していますからね。
ただ、原画そのものの画質や解像度についてはプリンタではどうしようもないことですので、ご入稿される際は適切な画質・解像度でご入稿いただくようお願いいたします。
なお、コンドットでは標準で合成紙に表面ラミネート加工を施しております。表面保護と質感の担保のためですね。マットとグロスを選べますよ。
高画質でプリントした合成紙にラミネートを施し、真っ黒なパネルに貼り込んだ「黒パネル」。その名の通り小口(側面)の部分や裏側が黒一色で、白パネルとは異なる高級感や重厚さがあります。写真をぜひご確認ください。
コンドットの「黒パネル」の強み
そんなコンドットの「黒パネル」ですが、意外な強みがあるんです。
実は黒パネルというのは、インクジェット業界でもそれほど頻繁に現れる材料ではありません。簡単に言うと「常備材料として在庫し、常時制作している会社は多くない」んです。
コンドットでは5mm厚、7mm厚を常備し、1200mmx2400mmの超大判までつねに対応できますが、これはなかなか珍しいかと思います。と、いうわけで「黒パネル」、推せる商品ですよ!
ご注文は以下からどうぞ!
それではみなさま、今回はA山がお送りしました。
また会う日までお健やかにお過ごしください!