【材料の知識】9/部材解説「等身大パネルの紙脚」

コンドットスタッフのA山です。
みなさまごきげんいかがでしょうか。

少し前に長めのシリーズでお送りした「等身大パネル作ってみよう」。今回はその番外編ともいうべきひとネタです。

「紙脚」はどんな部材?

等身大パネルに欠かせない部材といえば「紙脚」です。紙脚がなければ等身大パネルもただの大きなパネルですからね。しかし、特に初めてご注文くださる方は、紙脚がどのようなものか、自分で組み立てられるか、心配に思うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、「紙脚」について細かめにご紹介しましょう。

1.紙脚全景

「紙脚」は、組み立てる前は写真①のような平らで大きい紙です。素材は段ボール。
オモテはコーティングされた白い紙で、ウラは段ボールそのままです。
オモテ側には両面テープが仕込まれていますね。等身大パネルは、この両面テープで紙脚をパネルの裏側に貼り付けた状態で納品いたします。

2.組み立て方と形状保持の仕組み

「紙脚」にはいくつかの折り目と切れ目が入っています。各部を折り目に沿って折り曲げていくと、自然に脚の形に組みあがるようになっています。
具体的な流れは写真②をご覧ください。
左右を折り立て、中間部分に2か所ある切れ目も折り曲げます。羽根のような形なので、コンドットでは「ハネ」と呼んでおります。
ハネには左右に切り欠きがあり、折ることで紙脚の側面部に引っかかり(写真③)、この部分で紙脚全体の形態が保持されます。

3.各部の寸法

こうして組みあがった紙脚が、写真④です。記事の成り行き上、紙脚のみの写真ですが、本来はパネルがこれにくっついていますよ。組み立てもパネルにくっついたまま行います。心配ありません、とても簡単でだれにでも組み立てられます!
さて、最後にこの紙脚の各部の寸法をご紹介しておきましょう。
まず全高ですが、コンドットの常備在庫で最大のものは150センチメートルです。(これ以下のサイズならバリエーションがいろいろあります。ご注文の際はパネルに適した高さの紙脚をセットしてご納品いたします)
そして本体の巾は約30センチメートル。羽根の部分は最大値で約60センチメートルあります。ですので、等身大パネルは巾60センチメートルより大きく作ったほうがよいでしょう。
なお、紙脚の奥行きは約37センチメートルです。

 

と、いうことで「紙脚」のご紹介でした。段ボールを折っただけで大丈夫なの?と思う方も当然いらっしゃると思いますが、けっこう丈夫で、イベント等での期間限定使用なら耐久性も全く問題ありません。安定性もいいですよ。心配せずにご注文くださいませ。

 

では、今回もA山がお送りしました。
また会う日までお健やかにお過ごしください!