コンドットスタッフのA山です。
みなさまごきげんいかがでしょうか。
今回は今年最後の更新ということで、小ネタをひとつ。運送とお天気の話です。
看板屋の納期感
コンドットの運営会社である「株式会社ベース」がサイン・看板の制作会社というのはたびたび触れさせていただきました。
看板屋が常に悩まされるものと言えば、納期。どの業界であっても厳しい納期に立ち向かう局面というのはあると思いますが、看板業界もなかなかのハードさです。
それでも届けるには
そこで株式会社ベースではさまざまな「届け方」を模索してきました。
どうしても運送屋の集荷時刻に間に合わない場合は運送屋の拠点に持ち込む方法があります。各依頼者への集荷時刻と、拠点から目的地へのトラック発車の時刻の違いを活かしたワザですね。
チャーター便を使用するという手もあります。小型トラックを電話一本でチャーターできるサービスも世の中にはたくさんあります。小さいものならバイク便でもいけます。
またそれは時に「発送」という手段ですらなかったりもします。現場に行く職人さんにそのまま積んでいってもらうとか(職人さんの乗る車は大容量のものが多いです)、最終手段として、会社の人間が会社の車で運んで直納とかは、どの業界でもやっているのではないでしょうか。
受け取り側の工夫もあります。目的地の近くにある運送会社拠点から最終の目的地へは、発送時と同様、トラック発車のスケジュールがあって必要な時間帯にモノが届かない場合もあります。この時は拠点に荷物を留め置いて取りに行けば最速で荷物を手にできます。
これにサイズ(看板屋が扱う商品はでかいモノも多い!)の問題が絡み、話がさらに複雑になったりします。けれども、ほかにもさまざまな手段・オプションがあり、それらを組み合わせれば、看板屋の届け方というのは千変万化。絶対無理!と思っても、実際、本当に無理なことは少なく、何らかの方法はあるというのが、A山が看板屋で学んだ教訓ですね。やり方によってはお金がすごくかかりますが(笑)。
お天気には勝てない
こんな具合に工夫に工夫を重ねてモノを届けようとするのですが、それでも勝てないものがあります。それは「お天気」。
たとえば東京という都市は、ちょっと雪に降られると交通は簡単にマヒします。ほんの数kmの距離であっても延着してしまうくらい雪には弱い。そもそも、雪に強いと思われている北国であっても、現地の降雪の状況により延着することが案外あります。
台風や大雨も難敵です。陸送の列車が止まったり、遅れたり、高速道路が通行止めになったり…沖縄などにモノを運ぶ場合、台風が来ると飛行機自体飛ばないですからどうしようもありません。
しかも、雪にしろ台風にしろ、一度遅れると物流全体が玉突き式に乱れ、数日間から、長いと数十日も、正常な運送が期待できなくなります。
たいていの場合手段はあるものですが、お天気が暴れているときだけは難しい。道路や電車や飛行機も、悪天候が絡むと相当めちゃめちゃな状況になっていたりします。無理して自力で運ぼうとしても、屋外の環境がシンプルに危険という場合もしばしばあります。そんな時はすっぱりあきらめたほうがいいこともありますね。
それでも持ち込め!というお客さんもいなくはないですが、たいていわかってくれます。自分だけではない、周りのだれも荷物を手にできていないんですからね。こればかりはしょうがないというわけです。
とはいえ、ただ諦めるだけもシャクですから、できるとすれば、天気の変化を予測して早めに出荷したりスケジュール調整をすることですね。実際、これでしのげることが大半です。
ともかくも、やはり自然というのはすごい。お天気にだけは勝てないのです。
まとめ
今は時流もあって、無茶な納期の案件もずいぶん減りました。株式会社ベースでも、あまりに従業員に負担をかけるような案件は、昔は受けていたとしても、今はお断りすることもあります。
それでもこの時季。これからの雪の具合はどうだろうな…冬空を見上げるたび、そんな思いが頭をよぎります。
と、いうことで、これにて2024年のスタッフブログ更新は終了となります。
みなさま今年はどんな年だったでしょうか。2025年もよい年を過ごされることを願っております。また来年お会いしましょう。